寒河江の宝、慈恩寺のよし屋根の修理を見学しました

寒河江の宝である慈恩寺、多くの重要文化財や国宝の建物や仏像があるお寺さんです。 今回屋根の修理を行うに当たり見学が許されましたので、いろいろ勉強も行いました。 なんでも葦とよしは同じものとのこと、葦(あし)はアク(悪)に似ているとかでヨシと呼ぶようになったとのことです。 ヨシとカヤは違うそうです、同じ葦の種類ですが、陸で育つているのがカヤで、川辺や沼のほとりで育つのがヨシだそうです。 よしは茎の中が空洞でカヤは中にワタ上のものが詰まっているそうです。ヨシの方が中が空洞で水はけが良いので屋根材には適しているとのことでした。 いたんだ処にヨシを入れ込む作業も大変な様子です。雪の量や重みとヨシの質によりヨシの長持ちか短いかが変わるそうです。 修理する道具の説明も受けなかなか大変な作業だと実感しました。 本道で慈恩寺の建物について山形大学の先生に講義を受け、慈恩寺は古く歴史的にも大事な建装物であると理解できました。 その講義の間にも慈恩寺の拝観者の方が、何人も見えました。さすが慈恩寺です。 皆様、慈恩寺を見に来てください。素晴らしいい仏像と親切な案内人や主務長とお会いできますよ。 慈恩寺の静寂の中に自分を置いて瞑想にふけるのもいいでしょう。
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