東京に出た折しばらくぶりに滝野川の醸造試験所跡に行きました

今から40数年前半年間お世話になりました、醸造試験所、懐かしく思い訪ねてみました。 大雪の後のなごり雪が少し残っており、旧醸造試験所跡地公園の表示板を見つけました。 門から続く桜並木は昔のままですが、左側の先生方の住んでいた官舎がなくなっておりました。 その官舎の3階まで何度か酔った佐藤信先生を担ぎ上げ、奥様にジュースをご馳走になったことを思い出しました。確かとなりの棟の一階には原先生の家族も住んでいました。 菅間先生、原先生はお酒が強くいくら酔っても一人で帰られました。 大場先生、吉沢先生、布川先生、高橋先生、大塚先生、戸塚先生本当に多くの先生方が私たち醸造学を指導してくださいました。 素晴らしいい試験所でした。 その試験所は赤レンガの醸造棟と研修生用の寄宿舎と食堂を残し取りほごされて跡形もありませんでした。 醸造協会の建物は残っておりましたが、私たちはあまり立ち寄ったことはなく記憶が薄いです。 寄宿舎の前の駐車場はそのまま残りていました。 よくその駐車場で吉沢先生たちがテニスをしている光景も思い出しました。 そういえば寄宿舎の食堂も美味しくなく、近くの食堂のゲソ天丼の方が美味しいいと言ったこと等つまらないことが思い出されました。 赤レンガの醸造等では菅間先生の指導のもと大吟醸を仕込みました。そのモロミを搾ったら香りが逃げてしまい。みんなで長野県いスキーに行菅間先生の案内で酒蔵を見学したり、酒を飲んだりして過ごし、試験所に帰ってお酒を見たら香りが出ており、試験所始まって以来最初の金賞に入ったことを思い出しました。 麹作りの時には、大場先生と泊まり込みで麹の世話をしたり、菅間先生の指導で熊本流の吟醸酒作りでした。酒母も高温糖化の酒母作りでした。 今にしますと懐かしいい思い出てと、よく毎日酒を飲んで酒談義を先生達と行い、酒の味や香りの勉強をさせていただいたと思いました。  
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