神社総代会で伊勢神宮式年遷宮と日本人の心を講話を聞きました。

今回、平成25年の式年遷宮で62回を数えるとのこと、20年一回式年遷宮を行う理由は、諸説ありますが、神様を祭るお宮を常にみずみずしく清らかに保つこと、又建造や遷宮にかかる儀式当の技術の伝承のための説が有力であること。 戦国時代に150年ほど遷宮をしなかった時代がありますが、織田信長や豊臣秀吉らの庇護の下式年遷宮が行われていた。江戸時代に入ると徳川幕府が費用を持って遷宮を行ってきました。 明治から第二次世界大戦までは国家が国の費用で式年遷宮を行った。戦後は財団法人式年遷宮奉賛会が全国の氏戸崇敬者からの募財活動資金にて遷宮を行っています。 宇治橋や内宮、外宮、多くの全てのお宮を全て作り直すのだそうです。 今回の遷宮の準備の始まりは平成16年に始まったそうで、遷宮準備が始まるとしきたりに乗って節目節目でお祭りを行うとのこと。今回も岐阜の国有山林(戦前は伊勢神宮の用材地)よりヒノキの用材を切り出すときには山口祭用材の山に対してのお祭り、又御杣始祭という切り倒すヒノキに対してお祭りを行ってから切り出すのだそうです。切り倒した後には植林を行う。そのように御木曳の行司や地鎮祭全て自然恵みに感謝してお祭りを斉行するとのこと。 伊勢神宮では、現在美鈴川の上流に3000haの土地にヒノキの植林を行い将来は、全ての語用材をその植林地からまかなう予定とか。使用を終えた古い用材は全国の神社の普請に再利用されます。 そのように伊勢神宮は全国民の募財で造られ、自然に感謝し、神を敬い、人々に災いをないように皆で仲良く暮らせるようにお祭りを行う、その心が日本人の心とのことでした。 2011年10月7日総代研修会02
Page Top